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妊娠しやすい健康体

2004年12月30日 07:59月刊 漢方の旅

子宝たくさん - 漢方による子育て相談

前回に続いて漢方の不妊治療の実際について。人口受精、体外受精の話題や問題点が取り上げられていますが、本来は自然に妊娠するのが理想です。漢方では人間の力を加える前に妊娠しやすい健康体を作ることをお手伝いします。今でも色々な漢方を内服された方が多いと思います。例えば当帰芍薬散、逍遥散、温経湯などを服用して成功された方もいると思いますが、ここでは周期療法というやり方をぜひお奨めします。

これは、月経の周期に合わせて薬を変え、服用するもので、体調を整え受精しやすく妊娠が継続できる健康な身体を作る方法です。

  1. 月経時…子宮内の血液を体外へきれいに排出
  2. 低温期…卵巣内の卵子を育てる
  3. 排卵期…卵子を排出して卵管を通じて子宮内に送り込み、受精可能にする
  4. 高温期…受精卵を着床させ妊娠を継続させる
この4期の状態を基礎体温表で確認して薬を選択します。状態に応じた漢方薬を使いながら乱れた基礎体温を正常にしていき、妊娠の確立を高めていきます。これは女性の治療法ですが男性は精子の数や力を増強させる漢方薬を使います。