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目まいと耳鳴り

2007年3月20日 14:09月刊 漢方の旅

目まいと耳鳴りはなかなか治りにくい疾病といわれていますが、漢方的な治療法を紹介します。

目まいの状態

目まいの状態を1つとってみても、目の前が暗くなる、自分がフラフラしている、回りや天井が回っている、真っ直ぐに歩けない、寝ていると体が沈んでしまうなど。また耳鳴りでも急性では突然「キーン」という音がする。慢性的では波の音や蝉の鳴き声が続くなど様々。さらに両方の疾病を起こしてメニエル病といわれている人が多いようです。

原因

  1. ストレスや悩みが多く血圧上昇などによって目まい、耳鳴りが発生する。他の症状としては目が充血、頭痛、便秘などを伴うことが多い。
  2. 産後や貧血のひどい人が血液の不足や疲労が重なることにより、脳の血液不全などにより起こる。この様な人は顔色が悪い、皮膚の乾燥、生理痛、生理不順などを伴う。
  3. 胃腸のトラブルを起こしやすい人は胃の働きが悪いと胃で吸収された栄養物がうまく脳を巡らないために起きるのと、胃腸での水分代謝がうまくいかず体に余分な水分をかかえることによっても起きます。
  4. 高齢者になると内臓の働きが落ち、特に腎・ホルモン系統が弱くなると目・耳・脳の働きが弱くなるので慢性的な耳鳴り、目まい、頭痛などを伴う。ここでの耳鳴りは蝉の鳴き声のジージーである。耳鳴りの漢方薬は製剤化されたものが少なく煎じ薬で対応することも多いようです。