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梅雨のジメジメは漢方で吹き飛ばそう!

2007年5月28日 14:44月刊 漢方の旅

湿度が高くなる梅雨

春が過ぎ湿度が高くなる梅雨を迎えますが、それに伴い色々な病気が発生しやすくなります。

梅雨になると・・・

梅雨といえば下宿時代楽しみにとっておいたイチゴ大福が豪快にカビて巨大マリモに変わり果てた苦い青春の記憶がありますが、日本は特に湿度が高く細菌類は湿気を好むために繁殖し易くなり急性の食中毒が起こりやすくなります。

また、自然界が湿気に覆われることにより体内にも湿(余分な水分)が溜まりやすくなるため、食欲不振、だるさ、下痢、むくみ、気が滅入るなどの症状が起こります。

これに加え冷房や冷たい飲食の摂りすぎにより夏カゼも増えてきます。予防としては、部屋の除湿を心がけ、過労、暴飲暴食を避けるのが大事です。その他にも雨や気圧が下がると神経痛やリウマチ、腰痛などが悪化します。

これは体外からの湿邪が体内に入ることにより痛みを発するもので、治療には痛み止めではなく体から湿邪を取り除く漢方(具体的には蒼朮、?香、ヨクイニン、茯苓などの生薬)を使う方が根本的な治療になります。

慢性的に湿が溜まりやすい方は継続的な服用をお勧めします。さらに梅雨は水虫をはじめとする皮膚病が悪化する時期でもありますが基本的には上と同じ種類の漢方を用います。 ただし皮膚が乾燥されているご老人やアトピーの方は除湿剤を使いすぎないように注意しなければいけません。