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冬の痛みは辛いもの。まずはなぜ痛むかを突き止めましょう!

2008年1月19日 12:43月刊 漢方の旅

冬の寒さというのは痛みのある方には大変辛い時期ですね。そこで今回は腰や膝といった下半身の痛みについてのお話です。

一言に腰痛や関節痛と言っても加齢、血行不良や膠原病などの免疫不全、打ち身などの後遺症など様々な原因があります。治療は対症療法として湿布や痛み止めの服用などが一般的ですが残念ながらこれらは症状を抑えているだけで治しているわけではありません。

漢方治療では痛みが増減する時期をお聞きした上で、冷え性、部位に水は過剰ではないか、汗をかきやすいか、気圧の変化に影響を受けるか、食欲はあるかなどを確認して薬を選びます。漢方は体全体を見て痛みの原因を治療していきますので弱った部分があればそこを補い、強化し、旺盛になりすぎている部分があればそこを鎮めることより体のバランスを調節し、痛みを根本から治療します。

冷え性や生理出血など普段から体に「冷え」を作り易い女性は特に冬の痛みが多い傾向にありますが、閉経後に痛みがひどくなったという方には胎盤(プラセンタ)製剤と漢方薬の併用が大変お勧めです。

また、サポートする意味でサプリメントのグルコサミンやコラーゲン等の服用や生活習慣(食生活や運動不足)の見直しなども効果的です。まず広い視点でご自身の痛みを一度見直してみることをお勧めします。今年もどうぞお気軽にご相談くださいませ。

ちなみに忘年会から新年会と散財続きで痛んでしまった私の懐に効果のある漢方薬は残念ながらなさそうです。